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空を這う者たち

2008.09.13

ジャジャマル!ピッコロ!ポーロリー!(挨拶)

今さらですが『スカイ・クロラ』観てきました。「最初は混雑しそうだし、もうちょっと時間経ってから観んべ」とか言って放置してたんですが、近隣地域ではほとんどの劇場で12日までに終了だということを知らなかったので、ものっそ焦りました。慌てて一番近い劇場のレイトショーに突撃!

……あれっ、今回は巷で大人気の歌姫じゃなかったの?
と思ったそこのあなたには大変申し訳なく。下絵はほとんどできてるので、近いうちに。


森助教授の作品は好きで、ほとんどの作品を読んでいますが、特にスカイ・クロラシリーズはお気に入りで、できることなら自分でビジュアル化したいなぁ、とか、こんなやりにくい作品誰も手をつけないだろうなぁ、と思っていたのに、やってくれましたねこの野郎
そんな自分勝手な悔しさと嫉妬から全然期待してなかったことも反作用的に影響していると思われますが………良かったです。はっきり言って好きです。すごいですねこの野郎!

なによりも世界観の捉え方、表現が素晴らしい。原作でも多くは語られないスカイ・クロラの世界と人間模様を、すごい精度で描ききっています。
細かい設定がどうとか、話の筋がどうとか、ということではなく。キルドレ達が戦って、生きて、死んでいく世界、空間、そこに漂う空気、時間の流れ、そういったものを見事に具現化していることに感嘆の声をあげます。アニメだからこそできたとも言えると思いますが、よくぞここまで。

ただし、相変わらずの「押井映画」っぷりで、一般的な意味でのエンタテイメントといえば飛行機くらいなもんなので要注意。お世辞にも大衆向けとは言えません。CMのせいで普通の恋愛話だと誤解してる人もいそうですが、かなりひねくれています。見終わってからの帰り道は「飛行機がすごかったね、うん。」といった感想の出し合いで終始してしまうことでしょう。確かに飛行・戦闘シーンは圧巻で、ぜひとも映画館で観るべき映像だと思いますが。散香はカッコイイし(特にケツ)、ストールターンなんて鳥肌が立ちます。

2時間という尺の割にえらいセリフが少なくて、ほとんどカット割りや仕草で表現しながら展開していくため、それなりの洞察力や感受性をもって観ないと何が何だかわからないうちに終わります。寝てしまうかもしれない(笑)。毎度毎度、もうちょっとサービスしたらどうなんだ、と思いますが、ま、それも個性。当然のように犬も出てます


個人的には、すごく高く評価しています。あまり人には勧められないけれど、まあ、押井映画だから仕方ない、覚悟はできている、と納得できる方はぜひ……といってももう上映期間終わってるかもしれないですが。

もし、まだこれから観る機会がある、という方がいれば。
エンド(スタッフ)ロールの最中に帰ってしまう観客がちらほらいたので書いとくと、後でエピローグがありますのでお見逃しなく。あと、この映画を見ると確実にタバコを吸いたくなります。禁煙中の方は注意してください(笑)。

今回の画像
飛行機がうまくない……。どうなってるのかよくわからない箇所多数。模型が欲しいなと思ってて、そのうち買って描き直すかも。

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